n8nでpaypayのzaim記帳を便利化する試み―支払情報の獲得

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PayPay残高払いはメール通知がないため、従来のメール依存式Zaim記帳法が使えません。AIとTelegram Botを組み合わせて、スクショ送信だけで支払情報を自動取得する仕組みを構築します。

現状と課題

現状、Zaim公式はCSVのダウンロード・アップロードによるPayPay記帳の半自動化を提供しています。しかし毎回の手動操作が必要で、即時性もありません。

PayPayをZaimにより自动化にする方法の概念図

PayPayをZaimに自動記帳させるための全体构想


目指す仕様

即時性:支払い後すぐに記帳が走る

自動化優先:手動部分はできる限り簡略化する

残高払いのみ対応:PayPayカードはクレカ自動記帳があるため対象外


自動化の難点

核心的な課題:「いかにPayPayの支払情報をデータにするか」。PayPay残高払いはメール通知がなく、外部から情報を取得する手段が限られています。

AIを使って支払情報を取得する

従来の方法に当てはめるなら「自分にメールを送る」アプローチが使えますが、その都度情報を手動入力するのは本末転倒です。

解決策:「AIにPayPay支払画面のスクショを認識させる」。画像から利用日時・金額・店舗名を自動抽出し、所定のフォーマットで出力させます。

n8nでWorkFlowを構築する

Step 1 ― 画像をAIに届ける方法

全自動は困難なため、「Telegram Botにスクショを送るだけ」という最小限の手動操作にとどめます。Telegramを選んだ理由は以下の3点です。

1

既存ユーザー

もともとTelegramユーザーで、Bot設定の心得がある。

2

n8n連携が容易

n8nにTelegram APIのプリセットが標準搭載されている。

3

操作が最小限

スクショして所定のBotに送るだけ。以後は何もしなくていい。

Telegram Botの作成手順
BotFatherを探す

Telegramの検索バーで @BotFather を検索。公式アカウントを選んで「Start」を押す。

新しいBotを申请する

BotFatherに /newbot と送信する。

名前とユーザー名を設定する

表示名(後から変更可)とユーザー名(末尾を bot にする必要あり・変更不可)を決める。例: paypay_bot

APIトークンを受け取る

BotFatherから届く HTTP API token がBotの「鍵」。絶対に第三者に教えないこと。

n8nでTelegram認証を設定する

取得したトークンを使ってn8n側の認証を完了。Telegram側の準備はここまで。

n8n Telegram Triggerの設定
n8n Telegram Triggerノードのアイコン

Telegram Triggerノードを選択する

n8n Telegram Triggerの設定画面スクリーンショット

この設定でBotに送信した画像がダウンロード・アウトプットされる


Step 2 ― AI画像認識で支払情報を抽出する

n8n AI画像認識ノードのアイコン

n8n AI画像認識ノード

n8n AI画像認識ノードの設定内容スクリーンショット

AI画像认识ノードの設定内容

注意点①:n8nにGoogle OAuthを設定し、Gemini APIを有効にする必要があります。
注意点②:モデルは gemini-2.5-flash-lite 以上を推奨。それ以下のモデルではテスト中にミスが発生しました。

プロンプト(Text Input)の例:

画像を認識し、画像にある情報を下記フォーマットでアウトプットしてください。

利用日時:2026-02-13
利用金額:25000円
利用店舗:EDYCHARGE

利用金額は「paypay残高」の部分のみ検知してください。
「利用日時:」、「利用金額:」と「利用店舗:」は固定フォーマットで、変えられません。
画像認識が成功できたかに関わらず、アウトプットは必ずこのフォーマットにし、余計な符号がないようにしてください。
テスト結果
AI画像認識テスト用のPayPay支払画面スクリーンショット

テストに使用したPayPay支払画面(試作用画像)

n8n AI画像認識のアウトプット結果画面

AI画像認識のアウトプット結果。textフィールドに正確なデータが出力されている。

利用日時:2025-12-18
利用金額:898円
利用店舗:朝天門
結果:書式通りに正確に出力されました。日付・金額・店舗名の3項目すべて問題なし。

Step 3 ― 支払情報取得後の流れ

ここまで実現できれば、以降の記帳処理は既存のWorkFlowをそのまま流用できます。

残課題:メールベースの場合、Gmail Triggerは「自分→自分」のメールでは発動しません。Googleアカウントを2つ使い分けるか、Google Sheetに直接書き込む方式に切り替えるか、検討が必要です。この点は次回の投稿で解決します。
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