寿司職人の二極化と海外進出

回転寿司の普及にともなって興味深い現象が起きています。それは、消費者が「機械が握った寿司」に対してほとんど抵抗を感じておらず、むしろかなり依存している、ということです。現在の回転寿司チェーンが導入している寿司ロボットは、1時間に数千個もの寿司を作ることができ、形は均一で、温度も体温に近い36度から37度ほどに保たれ、米粒の握り具合も安定しています。実際に食べ比べてみても、一般の客が機械握りと並の手握りの違いを見分けるのはかなり難しいといわれています。この背景には、寿司職人という仕事そのものが、二極化という形で再編されつつある現実があります。