平均2000万円は幻?NISA貧乏の実態
株高を背景に、日本の家計金融資産は膨らみ続けています。総務省が発表した2025年の家計調査(貯蓄・負債編)によると、二人以上世帯の平均貯蓄額は2059万円と、比較可能な2002年以降で過去最高を更新しました。ただ、この「平均2000万円」という数字は、大半の世帯の実感とは少し違うところにあります。この明るい数字の裏側では、「NISA貧乏」と呼ばれる現象も静かに広がっています。本来手をつけるべきではない生活費まで投資に回してしまい、資産は帳簿上増えているのに、手元の現金は心もとない――そんな状況です。